カジュアル否定論

質問されたからコメント書いたのに、承認してくれないんでこっちのエントリで返事をした件だが、コメントをごっそり削除していた。こういう小さな「歴史」でもしっかり修正なさるわけだ。
また別件で、このブログでは言及していなかったこちらでもコメント削除された。先日報道された「ミンダナオ島での生体解剖」問題についての「証言」が怪しいと主張してるんだけど、そもそも記事も記事で紹介されている証言もまともに読んで無さげだったのでコメントしたのだが、最後は「ここは戦時中の「証言」の信憑性を問うBlogではありませんので」と捨て台詞。あんまりなので「証言の信憑性を最初に問題にしたのはあなたでしょ?」という趣旨のコメントを書いたら削除されてしまった。


いかにも自信満々なエントリの書きっぷりに似合わない、打たれ弱さ。というより、自分のエントリに否定的なコメントがつく可能性というものをはなから想定していないとしか思えない。不思議でしかたないのだけれど、自分が provocative なことを書いているという自覚がないのだろうか? 「南京事件はなかった」と主張することは、多くの研究者や証言者を嘘つき呼ばわりすることと同義である*1。他人を実質的に嘘つき呼ばわりしておいて、生暖かいコメントだけを期待するというのは一体どういう了見なんだろうか。まあ否定論がネットで裾野を広げてカジュアル化したために、腹の据わってない否定論者が増えたということなのだろうが…。


で、一つ前のエントリでとりあげたところも、いったん逃げを打ったのだが、また戻ってきたようである。しかし、いったんは自分でも認めた嘘をまた平然とつくとは、一体どういう神経をしているんだか…。

*1:もちろん、「南京事件はあった」と主張することは、「否定論者はデタラメを言っている」と主張することと同義であり、もちろんそのことを自覚した上でこのブログは運営されている。