5月の新刊

ちくま文庫から刊行中だった半藤一利の『昭和史探索 一九二六―一九四五』全6巻が完結です。以前に松井大将日記の収録をめぐってコメントしたように、資料の選択や記述に不満がないわけではないけれども、古書店巡りをしなければふつうは読めない資料をダイジェストとはいえ読めるのは、やはりメリットでしょう。


一方、朝日新聞社からは『卜部亮吾侍従日記』が刊行開始。第一回が昭和62年から63年までの第3巻、といきなり誰もが注目するであろう時期のもの。まあこちらは今のところ手を出さない予定。


講談社学術文庫から出たばかりの『太平洋戦争と新聞』(前坂俊之)はテーマ的にはぜひ読みたいところだが、チェックするのを忘れてしまっていた。明日にでも。