予告

荒井とみよ、『中国戦線はどう描かれたか 従軍記を読む』、岩波書店
笹川裕史・奥村哲、『銃後の中国社会 日中戦争家の総動員と農村』、岩波書店


昨日の夕刊の広告で見かけて本屋に出かけたのだが見つからない。「5月の新刊」なのに腑に落ちん…と思っていたらそれぞれ文芸批評コーナーと中国史コーナーに陳列されていたのであった。よく考えれば納得の分類なのだが、(日本)近現代史コーナーを覗くのが癖になっているもので…。
実際に読めるのは先になりそうなので、とりあえず予告を打って自分に鞭打つことに。前者は、入手したけどまだちゃんと読んでない『「戦記もの」を読む』(高橋三郎、アカデミア)とあわせ読みたい。後者は、日本人は「銃後」というとどうしても日本社会にばかり関心を集中させてしまいがちであるだけに*1、なるべく早く読む時間を作りたい。

*1:もちろんそれには正当な理由があるけれども、日本軍との戦争で戦場となった社会への関心が稀薄すぎるのはやはり反省すべき点。