歴史教育と歴史学、など

すでにご存知の方も多いとは思うのですが、id:higetaさんが同時進行で二系列の興味深いエントリを書いておられますので、僭越ながらご紹介をば。
ひとつは満州事変期のマスコミの論調についての紹介です。日中戦争〜太平洋戦争へと日本がなだれ込んでいった大きな要因として、「満蒙権益」をめぐる内外のパースペクティヴの違いにあまりにも鈍感であったことをあげることができると思うのですが、その点を具体的に考えてゆく上で参考になる資料が紹介されています。


もう一つは歴史学会における、歴史学と歴史教育との関係についての論争の紹介です。歴史修正主義といかに対峙するか、という観点からも考えさせられるところが多いです。