山本五十六教の恐怖
すいません、タイトルは一つ前のエントリにあわせたかっただけです。ただ、まるで無根拠かというとそういうわけでもありません。
昨晩放送された NHK BS1 の「山本五十六の真実」。海上自衛隊によるミッドウェー洋上慰霊祭の様子(今年5月)が紹介されているのだが、その際の練習艦隊司令官の挨拶に曰く、「祖国の繁栄を念じつつ奮闘された姿は、今なお我々の心に深い感銘を与えて止みません」。「顕彰」の意図を隠そうともしてませんでした。当時の日本人が追求したのは、中国をはじめとするアジア諸国の犠牲の上に建った「繁栄」だったわけですが。
このように旧軍との連続性を公言してはばからないのは陸自も同じだったりしますが、海自の場合「海軍善玉史観」が強調した「良識派」の海軍軍人の存在によってよりいっそうスルーされてきた感がなきにしもあらず。エントリタイトルがまるで無根拠というわけでもない、という理由です。