「今の人身売買の被害者の苦境に光をあてるためにも」

メリーランド州議会の上院本会議で「慰安婦」決議が全会一致で可決した、とのニュースです。

提案者の議員は提案理由として「恐ろしい時代に起きたことを記憶するだけでなく、今の人身売買の被害者の苦境に光をあてるためにも、決議採択が必要だ」(強調引用者)と述べたとされています。
党派間の対立が深刻になっているアメリカの政治家たちがこのような認識で全会一致の行動を見せているときに、「アムステルダムの"飾り窓の女"というのは有名ですよね。我が東京においてもソープランドがあるのはご存知だと思いますが、こういう話題をオランダ政府が、あるいはヘッドラインで報道するとか、こういうことはないわけですね。いわば一種の常識であります」などとセックス・ワークへの偏見をむき出しにした記者会見を海外メディア相手にやからすようでは、07年に続いて右派の自爆に終わるだけでしょう。ただし海外では、のはなしですが。