問題は「誤訳」ではない

-AFPBB NEWS 2019年3月26日 「旧日本軍兵士を「英雄」とたたえ怒り招く、マレーシアで慰霊碑の撤去要求

クダ州の観光委員会議長は「誤訳」を謝罪。看板は撤去したものの、慰霊碑自体の解体要求には応じず、「石碑は1941年以来ずっとそこにあるものだ。さらにわれわれはクダ州により多くの観光客誘致を目指しており、史跡の維持管理の取り組みの一環だ」と説明した。

 碑文の「誤訳」として火消しを図っているようですが、この碑は戦後に建てられた慰霊碑とは明らかに性格が異なります。

この石碑はもともと、英国をはじめとする連合国軍を遮断するため、戦略的な要衝だった橋の確保に当たって戦死した兵士3人をたたえて日本が建立したものだった。

 このような碑を日本からの資金提供で「修復」したというのですから、侵略戦争の美化以外のなにものでもありません。

韓国を始めとする世界各地で建立されている日本軍「慰安婦」被害者の追悼碑にはあれだけ大騒ぎをする日本の主流メディアもこの件については(ネットメディアがAFPの記事を転載したのを別として)だんまりを決め込んでいます。