2007-01-14から1日間の記事一覧

再追記

「(他の条件が同じなら)大義のない戦争では軍記が弛緩しやすい」というテーゼはいかにももっともらしいし、戦争を批判するときに非常に便利でもあるのだが、これに対する反論を考えるとすると、「どんな戦争であれ、実のところ兵士が命をかけるのは大義で…

追記

“日清、日露戦争の頃に比べて皇軍の軍紀は弛緩してしまった”という認識を持っていた日本人は実は少なくない。多くはそれを「日本人の道義心の低下」として理解しているのであるが、これは「品格」大好きな数学者の年賀状同様の誤謬を犯している可能性がある…

『シベリア出兵』

昨日のエントリでアフガニスタン戦争(ソ連による)と日中戦争、ヴェトナム戦争の類似性について触れたが、失敗した戦争というのはどれもどこかしら似ているというのはある意味で当たり前のことだろう。今回はシベリア出兵について。N・Bさんご推薦の『シベ…

『将軍はなぜ殺されたか』

D_Amonさんのこちらでのコメントより。 (…) 日本人だからこそ日本の戦争犯罪を追及するという立場はああいう人々には理解してもらえないのかなと思います。 過去の日本の戦争犯罪は日本文化特有の陥穽も示していたりすることもあり、事実を事実として認め…