http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20060906-02-0401.html
第２は、国際社会の基本的な「ゲームのルール」から見てイスラエルの姿勢が正当だからである。イスラエルが、レバノン国家、イラン国家の存在を否定したことはない。これに対して、ヒズボラもイランもイスラエル国家の存在を否定し、その解体を政治目的に掲げている。対等の主権国家によって国際社会が構成されるという国連憲章で定められたゲームのルールに照らした場合、ヒズボラとその背後に控えるイランのイスラエルに対する姿勢は、到底容認できるものでない。
ほかの点はおいておいて、とりあえずここだけ。ある観点から言えば、これは正しい。ただしその観点とは「歴史」が徹底的に排除された観点である。この問題についてのパースペクティヴから歴史を排除し続けることによって暴力の連鎖が生じているのであるが。
