フィリピン・ミンダナオ島での生体解剖

mixiの「mixiニュース」で見つけた毎日新聞の報道なのだが、いま現在MSN毎日インタラクティブには掲載されていないようで、mixi以外のオンラインソースを確認次第追記する。

<生体解剖>フィリピンでも 大戦末期 元衛生兵が証言
(毎日新聞 - 10月19日 03:21)


 第二次大戦末期、フィリピン・ミンダナオ島で、負傷兵の治療などに当たっていた元上等衛生兵曹の牧野明さん(84)=大阪府枚方市=が、仕えていた軍医とともに現地住民を生きたまま解剖したことがあると証言、その体験を基に、近く語り部活動を始める。解剖は軍医が衛生兵の医療実習として個人裁量で行ったとみられる。戦時中の生体解剖は旧満州(現中国東北部)の生物戦部隊「関東軍731部隊」が中国人に行った例が知られているが、専門家によるとフィリピンに関する証言は初めてという。
(後略)

「専門家」というのが誰か、については記事中に明記されていない。生体解剖については確かに731部隊が有名ではあるが、九州大学医学部での米軍捕虜生体解剖事件もまた無視できない事件である。犠牲者の数という点から見ると731部隊のそれが抜きん出ているとはいえ、細菌戦の研究をしていた、いわばもともと汚れ仕事を任務としていた部隊での犯罪とは異なり、大学の医学部で起こったことだからである。


追記:Yahoo! ニュースに載りました
追記2:Hawkさんから情報提供いただきました。MSN毎日インタラクティブにも載りました