『外交官の一生』


品切れになっていた中公文庫の『外交官の一生』(石射猪太郎)を少し前に古書店で安く手に入れて喜んでいたのだけれども、なんと今年の2月に改版版が発売されていたことを今日知った。文庫なのに税込み1,500円だから安く買えたことを素直に喜べばいいのだが、解説が旧版の伊藤隆から戸部良一に代わっている…と単なる再発売でないのでちょっと迷う。
実は読み物のジャンルとしては回想記、伝記、日記の類いはほとんど読まない方で、必要に迫られて各種の回想記、日記を読むようになったのだけれども、この本は(南京事件日中戦争との関わり抜きで)単純に回想記として面白いので、おすすめです。