「日本の戦争責任資料センター」の記者会見

4月17日に外国特派員協会でおこなわれた、林博史氏ら「日本の戦争責任資料センター」の記者会見の模様が動画で公開されている(無料)。
ビデオニュース・ドットコム 「市民団体が慰安婦の軍の関与を示す資料を公表

東京(4月17日)−日本の戦争責任資料センター(JWRC)は17日、外国特派員協会
で会見し、従軍慰安婦の徴用に軍の関与があったことを示す資料が、極東国際軍事
裁判(東京裁判)の証拠書類などから見つかったと公表した。
 研究事務局長の林博史氏は、東京裁判でオランダや中国、フランスの検察団から
慰安婦に強制性があったとする証拠書類が提出され、判決でも証拠として認定され
ていた事実を指摘した上で、東京裁判の時点で慰安婦の強制性は既に明らかになっ
ており、サンフランシスコ平和条約第11条で戦犯裁判の判決を受諾している以上、
日本政府は従軍慰安婦の犯罪性と強制性を認めなければならないと述べた。


今回林氏が紹介した資料のうち3点は、やはり97年の時点で朝日新聞が(ごく簡単にだが)報道していたとのこと。朝日新聞の報道で林氏らが資料を「発見した」ではなく「確認した」となっていたことから予想できたことだが、やはり未発見資料というわけではなく、注目されてこなかった資料に注意を促す、という趣旨のようだ。逆に言えば日本政府は、存在を承知していたはずの資料をネグってきた可能性があるということになる。


追記:hagakurekakugoさんが詳細情報をまとめておられる。→「外国特派員協会で公表された資料