被爆直後の広島の空撮写真、発見

毎日新聞、2008年7月7日
原爆:投下後の広島、空撮写真を発見

原爆投下で壊滅的被害を受けた広島の街を空撮した写真が、広島県内の民家で見つかった。惨禍の記録写真を収集している原爆資料館広島市)によると、米軍撮影とみられ、所蔵する約2000種類の中に同一カットはないという。資料館は「原爆被害の実相を伝える極めて貴重な写真」としている。
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 原爆資料館が所蔵する当時の空撮写真は、45年10月に広島入りした米戦略爆撃調査団や日米合同調査団のものが多い。資料館は米公文書館などから写真を入手しているが、「未公開写真がまだ眠っており、その1枚である可能性が高い」という。説明の英文が付いていることから、当時の米軍関係の報告書などに掲載され、複写されたものとみられる。


 加藤さんの写真の入手経路は不明だが、戦後間もない時期、流出写真が広島で占領軍向け記念品などとして売られていたともいわれ、資料館は「その1枚を入手したのかもしれない」と推測する。

見出しを読んだ時にはこのニュースを想起したのですが、今回は間違いないようです。この写真それ自体が原爆の被害について(あるいは米国の原爆政策について)なにか新しいことを知らせてくれるのかと言えばその可能性は高くなさそうですが、個人が所蔵していて公開されていない資料がまだまだある可能性を示唆するニュースではあるでしょう。