さすがだ!(追記あり)
妖怪「どっちもどっち」も増田やブコメの書き捨てやピンポンダッシャーと違って、大物になるとさすがですな。本来の争点に関するインチキを指摘されても、HALタンみたいにちまちま自己弁護したりせず、胸を張って共産主義の罪を指摘しておけばよい、というわけです。「現存した社会主義」という意味での「共産主義」の犠牲者が膨大な数にのぼることはむろん議論の余地のない事実ですが、大日本帝国がわずか十数年間にもたらした彼我の人的被害だって千万人単位なんですけどね。
ところで、私は「どっちもどっち」という表現はもともと「五十歩百歩」と同様な意味だと思ってたんですが、違うんですかね? 問題は「ポルポト」への言及と「ホロコースト」への言及が「五十歩百歩」「どちらもダメ」ではなく、前者にのみ正当な理由があり後者にはないと(具体的な根拠は示さず)言い続ける人間が存在している、ってことなんですが。それに
ってなんですか? 経過をまじめに押さえるつもりはない、ということだけはよくわかりましたが。
については、「むかし朝生で渡部昇一が“ナチズムは国家社会主義なんだから社会主義なんだよ”と言っていたのを思いだしました」と書こうと思っていたら(hokusyuさんのブクマコメをうけてでしょうが)言い訳を追記しましたね。だったらついでに現代日本で「徴農」とか言ってるのは誰か、ってことも思いだしておいてもらいたかったですね。
あと、「もし○○が勝っていたら・・・」はけっこうなんですが、どうせだったら「もし尾崎らが勝利していたら……」だけじゃなくて他にもいろいろ想像してみられてはどうでしょうか。金日成が自重して朝鮮戦争が起こらなかった。あるいはそもそも北で労働党政権ができなかったら・・・。あるいはまた、45年夏の時点で共産革命の脅威がなければ昭和天皇は本土決戦を決意したかもしれませんね。
追記:別に左翼に信用されなくたって痛くも痒くもないってことであれば、まあ好きなだけ不誠実にふるまえばいいと思うんですよね。しかし自分の振る舞いの効果については自覚しておいてもらいたいところで。