ホロコースト否定論者の司教

ざっと見た限り日本語での報道はこれくらいだった。
CNN.co.jp 2009.01.27 「ローマ法王、ホロコースト否定の司教破門を撤回

エルサレム(CNN) ローマ法王ベネディクト16世は24日、ナチスドイツ時代のユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を否定する発言をした英国人のリチャード・ウィリアムソン司教らの破門を撤回すると発表した。イスラエルユダヤ人当局者は、これに強い不快感を示している。


破門を撤回されたのは、聖ピオ十世会所属のウィリアムソン司教ら4人。同司教は先日スウェーデンのテレビ局に対し、ナチスドイツの収容所で死亡したユダヤ人は20─30万人にのぼるものの、ガス室で死んだ者はいないなどと主張した。
(…)
聖ピオ十世会は1960年代のバチカン改革に反対したルフェーブル大司教によって設立され、非認可の儀式で4人を聖職に任命。この結果88年、当時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世が4人を破門した。


カトリック内部の専門家らの多くは、ベネディクト16世が超保守派との不和修復を図る一方、改革を全面的に容認してきたリベラル派との間に溝を作る危険を冒しているとの見方にある。

記事の結び部分にある観測が正しいとするとかなり根深そうな問題だが。

ウィリアムソン司教がタモさんのようになっている? そういえば『WiLL』は3月号でも「「秦郁彦論文」の欺瞞」(古荘光一)なんてのを載せてますな。2月号では秦さんに書かせてるからどういうことかと思ったらこういう仕掛けでしたか。


ホロコースト否定論を開陳するウィリアムソン司教南京事件否定論との語り口の類似性がよくわかります。