否定論者の「はずがない」論法の実例、また一つ(追記あり)
だけど、どうして日本兵はリッグスの胸を痛打する必要があったのでしょうか?その理由が分かりません。これだと、いかにも日本兵だけが悪い様な印象を受けますが、何もしない相手を態々痛打なんてしませんよね? どうも変ですね。もし、答えられるのがあればお答え下さいませ。
(http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100321/p1#c1269604921)
平時においても「何もしない相手」に暴行を加えるような人間はいる。まして略奪や強姦の邪魔になる外国人を殴る日本軍将兵がいたことになんの不思議があるというのか! 常識を無視した「はずがない」を持ち出して勝手に謎をでっち上げる南京事件否定論者の安っぽい詭弁のよい例です。
追記:今度は「〜のはずだ」論法を披露してくれました! コメント欄で裸踊りを続ける彼には、ボブ・ディランの Idiot Wind を捧げます。
愚か者の風、お前が口を動かすたびに吹く
裏道を南へと吹き抜ける
愚か者の風、お前が歯を動かすたびに吹く
お前は愚か者だ、ベイブ
お前がいまだに息の仕方を知っているとは驚きだ
さて、「はずがない」論法と対をなす「はずだ」論法とは次のようなものです。
マッカラムはリッグスの名前をハッキリと出していますね。では何故、前の文章で「some」なんて代名詞を使ったのでしょうか?ここが私には理解出来ないところでございます。
平手打ちを食らったのが、ベイツ、フィッチならばそう書けば良いのでは?アリソンならばアリソン!と。
見逃してしまいそうな言葉ですが、これは非常に重大事件ですが如何ですか?
そこら辺りに居る中国人敗残兵や避難民を平手打ちにしたのではなく、Apemanさんの「憶測」通り SOME OF USだとしたら、これは重大な外交問題間違い無しです。このマッカラム日記はどこか胡散臭いですね。
(http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100321/p1#c1269674365)
似たようなことを何度か繰り返していますが、これで代表させます。
そもそもマッカラムの12月29日の日記の当該の箇所は、その日に目撃したり聞いたこととして残留欧米人も殴られたということが書いてあるわけじゃないんですね。南京陥落からの約2週間を振り返って“我々の中にも殴られた者がいる”、“リッグズ氏が一番ひどい目に遭った”としているわけです。周りではたくさんの人間が殺され、また強姦されているという状況で、まだしも殴られたり小突かれたり盗まれたりですんでいる自分たちの被害について被害者全員の名前をリストアップしていないからといって、いったいなんの不思議があるでしょうか? しかも日本大使館に提出する抗議文書の類いではなく、日記ですよ? これもまた、なんの不思議もないところに非常識という武器でもってなぞをでっち上げようとする、南京事件否定論者の安っぽい詭弁のよい例でしょう。