時間を超えた想像力

時間、といってもたかだか70年ほどのこと。
本当はこういう比較はしたくない(し、すべきでもない)のだが、在日「朝鮮」人や「朝鮮」学校の生徒(およびその保護者)が一糸乱れず北朝鮮を無批判に支持しているとかそろいもそろってコントロールされているかのような妄想をだだ漏れにする輩が後を絶たないので。ちょっと想像してみてほしい。70年ほど前の日系アメリカ人(日系アメリカ軍将兵や在米アメリカ人を含む)が当時の大日本帝国−−「現人神」なる観念を公式に唱え、「神風」を頼りに人間が操縦する航空機を敵艦に突入させ、爆薬を抱えた歩兵を敵戦車に突っ込ませ、“女子供”や年寄りに鎌や鉈を持たせてまで「本土決戦」をやると叫んでいた、自らのルーツ−−に対してどのような思いを抱いていたであろうか、を。妄想に凝り固まった狂信的、抑圧的な軍事国家などあっさり見捨て「敵」と割り切って叩き潰すのが当然だろJK! と思うのか、あんたたち? それとも「大日本帝国の手先になったに違いないから、アメリカ政府が収容所にぶち込んだのは正しかった」と思うのか?