産経新聞、「南京事件 兵士たちの遺言」に挑む

お得意の「写真」攻撃が記事の中心です。しかし番組でのその写真の扱いは、小野賢二さんの調査によって実態が明らかになった虐殺とは別の機会に行われた虐殺の存在を示唆する、というものであって、確実に行われた虐殺とははっきり区別されていました。


その他の部分もおなじみの手法で貫かれています。虐殺について“触れていない資料”をいくつか探し出してきても、元日本軍将兵の“死体は見なかった”証言と同じことで、意味はありません。識者としてコメントしている高木桂蔵氏の経歴も「なんでこのひと?」というものでした。


北村稔氏の「中国側は、30万人の市民殺害を主張するのはもはや無理なので……」というのも相変わらずの藁人形叩きです。


唯一面白かったのは東中野センセーが“復活”していることですね。