オーストラリアが自軍将兵の戦争犯罪を捜査か?

-朝日新聞 2020年11月13日 「軍が残虐行為か、豪政府捜査へ アフガン派遣の兵士ら」(archive)

オーストラリア政府が、アフガニスタンに派遣された豪軍兵士らによる残虐行為がなかったかどうかを調べる特別捜査官事務所を設ける。非武装の住民や子供らの殺害に関わった疑いが相次いで発覚し、戦争犯罪として起訴するかどうかを判断するためだ。モリソン首相が12日、発表した。

調査結果がどうなるかは現時点では未知数ですが、軍の反発を抑えてきちんとした調査が行えるかどうかはシビリアンコントロールがどれだけ徹底しているかを測る物差しとなり、軍がこの調査にどれだけ協力するのかは武力組織が民主主義や法の支配といった原理にどれだけ忠実に服するかを測る物差しにもなります。今後も注目していきたいと思います。