“過去の亡霊をよみがえらせないために…”

今朝、テレビでABC(朝日放送)の「スーパーモーニング」を見ていたら、いきなり「時空ミステリー 日本陸軍の深い闇 731部隊の真実」なる特集が始まったのであわてて録画開始。まあ内容的にはこれといって新しいところはないのだが、休日にワイドショー枠で放送されることには意義があるだろう(特移扱いや元部隊員の戦後など、押さえるべきポイントは押さえていたし)。



今回はじめて見たのは、過去にテレビ朝日が取材した元大本営参謀朝枝繁春へのインタビュー風景。ちょっとすごいなと思ったのは、「過去の亡霊を甦らせないため」と称して当時の軍服(参謀飾緒付き)を着込んで答えているところ。
朝枝元参謀は、敗戦時に731部隊に関する証拠隠滅を指揮した当事者であり、その意味で当事者としての責任を果たそうとした証言なのだろうが、この紹介では一体真意がどこにあるのか分かりにくく、ちょっと気の毒。当事者として証言するのだということを強調しようとしたのだろうか。