あいかわらずだねぇ……

アホなコメントで護身してみたってなんの意味もないのに。そもそも掲示板やら増田やらの投稿を引用して護身しようとする了見がもうどうしようもないけどね。それでもいいところをついたコメントをばっちり見つけ出して引き合いに出すならそれはそれで処世術としては有効なんだろうけど、この間は

俺は単に「ユダヤ人が嫌いだから殺しました、理屈は後付けです」
だと思ってたんだけど。違うの?

なんてコメントを嬉々として引用していたくらいだから、まあたかがしれてるわけです。
http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080917/p1
が大喜びで引用している
http://anond.hatelabo.jp/20080916195956
ね。

これに対してd:id:HALTANは「汚いぞ(怒) - HALTANの日記」(http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080915/p2)で怒っているみたいですが、怒るところがコミニュケーションの不成立なのか。確かに皮肉めいた部分は多分にあるとしても、関東軍呼ばわりについての意見を聞きたいというのは、それに対する批判的な意見を良しとしている、少なくとも悪いとは思っていないと判断できる。これはポルポト呼ばわりについても同じ。
それを「ホロコースト」の参照にも適用すれば、これもまた批判を期待しているということ。実際には批判はすでになされているので、批判を認めるというように解釈できる。
だから、これをもってホロコースト批判を正当な物として暗黙に認めたとも解釈可能。
とするのは詭弁がすぎるかもしれないけれど、これはもともとが詭弁だから。「詭弁倫理学」に書かれている「相殺法」で、さらに細かく言えば「公平の原則」というもの。具体的な例を出せば、悪いことをして怒られた子供が「自分だけじゃない」と言ったり、交通違反で捕まったドライバーが「他にも違反している人がいる」と弁解するようなこと。自分の行動や主張が正しいということを言いたいのならば、それを言えばいい。他を持ち出してのいいわけは、自分の非を認めていることになるのは自明なんだけれども気がつかない人は多そう。

いやバカだねぇ…。私は5月の時点から、「ホロコースト」だけを特別扱いせずに「ポル・ポト」その他についても同じ基準を採用する主張なのであれば理解できる、ってずっと言ってるわけよ。にもかかわらず、「ホロコースト」が出て来ると「恐ろしい」とか「声高に連呼」などと言いがかりをつけるくせに、「ポル・ポト」とか「関東軍」についてはマンガのようなダブスタを披露してるのがHALタンなのよ。私は一度たりとも「左翼批判のためにポル・ポトを引き合いに出すのはけしからん」とか「官僚機構批判のために関東軍を引き合いに出すのはけしからん」なんて言ったことないんだから。ちゃんと首尾一貫してるだろ? 首尾一貫してないのは、なぜだか「「ホロコースト」だけ」が許せないと言うお歴々なんだよ。


次は増田というよりHALタンが馬鹿過ぎるという事例。
http://anond.hatelabo.jp/20080916234919

その辺の「俺らには言って何であいつらには言わないんだ」的な自己弁護って、
見苦しいという点を見過ごしてあげるとしても、反論にはたった一言、
「面倒だから」「リソース足らないから」で終わっちゃう話なんだよ。
そういう当たり前の感覚がわからないというのもなんかな。

うん。HALタンが「リソース足らないから」で徹底するだけの謙虚さをもっていればまだそれでなんとかなったかもしれないけど、残念ながらHALタンはいくつもの「ポル・ポト呼ばわり」を是認しちゃったのよ。「ウッカリ」なだけだ、と。しかし「恐ろしい」ことはないし「声高に連呼」でもない、と。
なお、「なぜここでホロコーストを引き合いに出すのがおかしいというのか?」という問いを「ここでポル・ポトが引き合いに出されているのはなぜ許容するのか?」と結びつけて問いただされた以上、「リソース足らないから」は理由にならないよ。HALタンは「リソース」割いたうえで福耳先生や渡部昇一の「ポル・ポト呼ばわり」にはOK出しちゃったんだから。