在位20周年記者会見への中国語圏での反応の一例

http://news.sina.com.hk/cgi-bin/nw/show.cgi/6/1/1/1328041/1.html
このニュースサイトの性格などはまるで把握しておらず、単にグーグルのニュース検索でヒットしたものをたまたま目にしただけで、さらに本文は漢文の読解力の応用+ネットの無料翻訳に頼って読んでいる始末なので、思いつきレベルのはなしにすぎないのだが、書いておけば関心とスキルのある方の目に留まって調べていただけるといったこともあるかな……という程度のエントリです。
日本での受け止め方としては、張作霖爆殺事件と満洲事変に言及されていることに着目するひともいるのではないかと思うが(「天皇陛下御即位二十年奉祝委員会」のメンバー中に櫻井よしこ渡部昇一など「張作霖爆殺=コミンテルンの陰謀」論者がいることとの対比で)、上記コラムでは「絕非天皇裕仁)本意」の部分に反応していることが目につく。が、それ以上に、「絕非天皇裕仁)本意」論を批判する際「《真相﹕裕仁天皇與侵華戰爭》的美國學者比克斯」すなわちハーバート・ビックスを援用していることが印象に残った。こちらの記事では名指しはされていないものの、やはりビックスを念頭においているように思われる。中国側の研究者(「外交學院國際關係研究所日本專家周永生」)のコメントをとっているのだがその研究者がアメリカ人研究者の指摘(「但美國學者曾以充分研究指出」)を援用しているのである(内容が第一の記事と重なっているのでやはりビックスかと推測する次第)。