「沈黙の伝言〜日系カナダ人強制収容70年〜」

第二次世界大戦中、2万人の日系カナダ人が、ロッキー山脈に強制収容されたことは知られていない。その体験を多くの日系人が戦後長らくの間、口を閉ざしたからだ。彼らの苦難は戦後も続いた。日系人コミュニティーがあったバンクーバーに戻ることを政府から許されなかった。強制収容の体験者で日系二世の作家ジョイ・ノゾミ・コガワと、戦後生まれの二世、リアトリス・ミツエ・チャンの2人が、日系人の沈黙の理由をたどる。

日本のマジョリティさまの道義的な水準に照らせば、この二人は沈黙を続けるか日本に「帰る」かのどちらかを選ばねばならなかったわけですが……。