「国内法的には戦争犯罪人ではない」って…

この記事などが伝える安倍晋三の国会答弁。そりゃあ「戦争犯罪」ってのが(ハーグ条約ジュネーヴ条約などをはじめとする)国際条約への違反のことを意味しているなら、そもそも「国内法的な戦争犯罪」なんて存在しないでしょ。まあ「戦争」を取っ払って「国内法的には犯罪人ではない」ということなら別に目新しい主張じゃないが、しかし当時の国内法の下で犯罪者とされてもおかしくない容疑者はA級戦犯のなかに(あるいは結局訴追されなかった容疑者、容疑者にすらならなかった軍人)のなかにいくらでもいますよ。軍中央、政府の不拡大方針に逆らって地域紛争を事実上の戦争に拡大させた責任者は、敵前抗命罪に問われてもおかしくないんじゃないですか?