2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ある軍医の日記

国立でむぱ研究室櫻分室「Researching Japanese War Crimes: Introductory Essays ix-xi Daqin」でdempaxさんが紹介しておられる楊大慶の小論には、第16師団歩兵第20聯隊第3大隊に随行していたある軍医の日記が引用されている。それによれば、11月29日、(彼…

「論理」で「犠牲者30万人」の「蓋然性」を否定する数学屋さん(追記あり)

私が「宮台真司、河野談話と南京事件について語る(追記あり)」で批判した宮台真司のラジオ発言を受けて「数学屋のメガネ」の秀さんが書かれたエントリについて。 蓋然性の問題 「南京大虐殺」はあったのか? すでに何度か述べてきたことだがこの際繰り返し…

署名数、100を突破

「映画『Nanking』へのネガティブ・キャンペーンおよび南京事件否定論に反対する日本のネットワーカーの共同声明」への賛同署名は現在108名*1、声明文ページの書名とあわせて130人を越えました。 *1:最新のコメントは中国の方からのもので、「日本の」ネット…

19日付エントリ「数学屋さん、ふたたび」へのコメントはこちらへ

19日付エントリへのコメントが多数に上り、先日のように一日あたりのコメント量制限に引っかかるおそれがでてきましたので、「数学屋さん、ふたたび」へのコメントはこのエントリのコメント欄にお願いします。 なりすまし投稿者による荒らしコメントを削除し…

19日付エントリ「顧維釣代表が行なった演説はなにを明らかにし、なにを明らかにしないか」へのコメントはこちらへ

19日付エントリへのコメントが多数に上り、先日のように一日あたりのコメント量制限に引っかかるおそれがでてきましたので、「顧維釣代表が行なった演説はなにを明らかにし、なにを明らかにしないか」へのコメントはこのエントリのコメント欄にお願いします。

『政府調査「従軍慰安婦」関係資料集成』PDF版

コメント欄でdempaxさんからご教示いただいた件。エントリで紹介させていただいてよろしいかとお尋ねしてまだお返事いただいていないのだが、おしかりを受けることもあるまいということで。 このエントリのコメント欄で話題になっている『政府調査「従軍慰安…

相殺の論理と普遍性の論理

ゆーきさんからコメント欄でご指摘があったので「RAA 慰安婦 GHQ」で検索するとなるほどみつかるのが、従軍慰安婦制度に対するアメリカからの批判に対して占領下日本に存在したRAAをひきあいに出す論法。 依存症の独り言 慰安婦 対日非難は極東軍事裁判と同…

『外交官の一生』

品切れになっていた中公文庫の『外交官の一生』(石射猪太郎)を少し前に古書店で安く手に入れて喜んでいたのだけれども、なんと今年の2月に改版版が発売されていたことを今日知った。文庫なのに税込み1,500円だから安く買えたことを素直に喜べばいいのだが…

3月5日付けエントリへのコメントはこちらへ(追記あり)

3月5日のエントリ「ある意味正直な本音、なのかも」のコメント欄の挙動がおかしいので、以後このエントリへのコメント欄にお願いいたします。ダークマターさん、sinさんから頂戴したにもかかわらず表示されていないコメントを以下に掲載します(差し支えがあ…

『文藝春秋』4月特別号、その他の記事

『硫黄島からの手紙』の脚本を担当したアイリス・ヤマシタの「『硫黄島からの手紙』を書いた私」。米兵が投降した日本兵を射殺するシーンへのアメリカでの反応、イーストウッドの仕事の進め方などが紹介されている。パン屋の西郷のキャスティングは「私がイ…

元軍属の証言

土曜日の朝日新聞朝刊に掲載された「写真が語る戦争 読者所蔵写真」。43年1月から支那派遣軍総司令部に軍属として勤務した女性(80歳)の提供した写真のキャプション。 (…)敗戦後、女子軍属らは一番最初に帰国するよう手配された。上官は「南京で虐殺事件…

「小倉侍従日記」

『文芸春秋』4月特別号に掲載された「小倉侍従日記」。半藤一利の解説つきで118ページから190ページまで。もちろん全文掲載ではなく抜粋。表紙には「衝撃の新発見」とあるがこれはまあこの種のものが雑誌に載るときのお約束のようなもので、ざっと目を通した…

私の反応が「チャンネル桜」の掲示板に

「孤高」のひとから指摘がありましたが、たしかに例の「出演依頼」がホンモノとは限らないですね。内容的な符合と、捨てアドっぽくないメールアドレスが記載されていたこととで真正な投稿だと判断しましたが。少なくとも「チャンネル桜」掲示板の投稿者の一…

『昭和史探索・4』

半藤一利編著、全6巻シリーズの第4巻『昭和史探索 一九二六ー四五・4』(ちくま文庫)が店頭に並んでいた。第4巻はまさに70年前の1937年から39年までをカヴァー。とりあげられているトピックは廣田内閣総辞職〜宇垣組閣のつまづき〜盧溝橋事件〜南京大虐殺〜…

元侍従の日記発見

昭和天皇の戦時の肉声、元侍従の日記見つかる asahi.com 2007年03月09日03時01分 太平洋戦争開戦前夜から敗戦まで昭和天皇の侍従として仕えた故小倉庫次(くらじ)・元東京都立大学法経学部長の日記がこのほど見つかった。「支那事変はやり度(た)くなかつ…

業務連絡

1.無内容なコメントを多数まき散らす方がおられますので、サイドバーの「最近のコメント」表示数を一時的に増やすことにしました。他の方のコメントを見落とすのを防ぐためです。ちょっとうっとおしいですがご理解願います。 2.natamaru123氏のブログで私が…

ある典型例

青狐さんのところに多数のコメントをしていたnatamaru123氏だが、氏のダイアリーを見るとカテゴリーがブロガー別で、各ブログに投稿したご自分のコメントをひたすらコピペするというなかなかユニークな内容となっている。現在リストアップされているのはAris…

出演依頼

社長自らオンエア中に「処刑予告」を行なったことで知られる「チャンネル桜」の番組、『日本よ、今・・・テレビ掲示板討論会』への出演依頼をいただいたわけですが。虐殺を証言した元兵士に対して「処刑したい」と公言する人物が社長を務めるテレビ局の番組に「…

宮台真司、河野談話と南京事件について語る(追記あり)

前々からPodcastの購読リストにはいれていたものの、あんまり聴いてなかった宮台真司のラジオ番組『週刊ミヤダイ』(http://www.tbsradio.jp/miyadai/)。3月2日放送分で従軍慰安婦問題(河野談話)や南京大虐殺について語っていると複数の方からご教示いた…

ある意味正直な本音、なのかも

(現在、このエントリへコメントをいただいてもコメントが表示されなくなっています。こちらをご利用ください。) 現時点ではNHKの報道でしか確認できていないのだが(別ソースを確認次第追記する)、河野談話に関する安倍総理発言への波紋に関して「政府筋…

スペイン語版

映画『Nanking』に対するネガティヴ・キャンペーンに反対する共同声明のスペイン語版をえぼりさんからご提供いただきました。 http://homepage.mac.com/biogon_21/www/jnt_statement_spn.html なお他言語では日本語での「南京事件」を直訳した "Nanking Inci…

どこかで聞いたようなはなしが…

「good2ndの日記」さんの「『滅んでもよい国』」より。 きっと旧日本軍の資料はスルーして「真実」にしちゃうであろう映画のブログに、こんなコメントがついてるのを見つけました。 今年は日本にとって本当に正念場です。ここで負けたら日本は永遠に「野蛮・…

慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)

再追記あり。再追記部分は太字。その後、オンラインで閲覧できる資料がさらにあることをご教示いただきました。こちらをご覧ください。 コメント欄が制限字数に到達しましたので新規の投稿ができなくなっております。 アジア歴史史料センターで公開されてい…

ETV特集「我が麗しのアンコール」

アジアの神秘・アンコール遺跡の悲劇▽ポル・ポト政権下の虐殺▽友への鎮魂と遺跡復活▽三百の廃仏発見 3月3日午後10時〜、NHK教育にて。

やっと買えた…

清水寛編著、『日本帝国陸軍と精神障害兵士』、不二出版。共著者は細淵渕富夫、飯塚希世。3人とも障害者教育学ないし関連分野の専門家であるようだ。「日本近現代障害者問題史研究の一環として、戦争史・軍事史の先行研究に学びながら戦争・軍隊と障害者問題…

同日発売の『週刊文春』は櫻井よしこの「河野談話」批判

『週刊文春』3月8日号、「米議会「従軍慰安婦」 日本叩きに今こそ反論せよ」(144-5頁) いうまでもなく最大の焦点となっているのは「強制性」の理解。「強制ではなかった」と言いたいがための方便とはあながち言えなくて、「自発性」とか「自律性」、「自由…

南京事件否定論の定番、「当時の中国は虐殺について主張していなかった」論をあの『週刊新潮』が完全論破!

青狐さんがエントリでとりあげられるとのことなので、予告として。青狐さんのエントリを受けて加筆する予定です。 追記:青狐さんのエントリ、アップロードされました。http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20070302/p1 私自身が今回の『週刊新潮』の記事に関…

共同声明英語版ポストしてきました。

http://www.docsthatinspire.com/?p=48 最初にここに投稿したのですが、タイトルとURLだけ書いたのは失敗だったかも。 http://www.cinematical.com/2007/01/28/sundance-review-nanking/3#c3772838 ここはコメントのコンファームが必要なのでエラく時間がか…