2009-01-01から1年間の記事一覧

「証言記録」シリーズ放映予定

11月20日(金) 午後4時00分〜 BShi 証言記録 兵士たちの戦争 「“ベニヤボート”の特攻兵器 〜震洋特別攻撃隊〜」(再) 自分で案内エントリを書いておきながら31日の本放映を録画しそこない、再放送は6日だと思っていたら20日だった・・・ということでまだ未見で…

武田倫和監督インタビュー

関連エントリ http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090923/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20091019/p1 映画『南京 引き裂かれた記憶』の監督武田倫氏のインタビューが10月30日号の『週刊 金曜日』に掲載されています。先日とりあげた朝日の「ひと」欄と似た趣…

アパグループ第2回懸賞論文最優秀賞(追記あり)

http://www.apa.co.jp/book_report2/index.html できたばかりで歴史のない賞というのは賞が受賞作にお墨付きを与えるというよりむしろ受賞作によって賞の値打ちが決まるものですが、アカポスを持っていて*1なおアパグループの懸賞に応募する人がいるというの…

元抑留者に給付金?

asahi.com 2009年10月28日 「シベリア抑留、賠償請求棄却「政治的決断待つべきもの」」 第2次世界大戦後、旧ソ連によってシベリアに抑留された元日本兵ら計57人(うち5人は死亡)が、国に1人当たり1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は2…

井上靖の従軍日記、発見

毎日.jp 2009年10月25日 「井上靖:従軍日記見つかる 中国出征から送還までの半年」 小説家、井上靖(1907〜91)が大阪毎日新聞(毎日新聞の前身)に在籍中の1937(昭和12)年から翌年にかけ、日中戦争の体験を書いた従軍日記を、プール学院大学…

西松建設「和解」続々報

毎日.jp 2009年10月23日 「強制連行:中国人男性と西松建設が和解…補償基金設け謝罪」(魚拓) 戦時中に広島県の建設現場に強制連行されて重労働を強いられた中国人男性8人(生存者4人と4遺族)と施工業者の西松建設(東京都港区)が23日、和解した。西…

「特攻」関連情報

放送日が近づいてきましたので再掲しておきます。 10月31日 (土) 午前8時00分〜 BShi 再放送:11月6日(金)午後4時00分〜4時43分 BShi 証言記録 兵士たちの戦争 「ベニヤボートの人間兵器 〜震洋特別攻撃隊〜(仮)」 なお以前にこの放送予定を紹介したエン…

西松建設「和解」続報

以前にとりあげた件について進展があった模様。10月20日の朝日新聞(大阪本社)朝刊は「西松、強制労働で「和解」」という見出しで次のように報じている。 戦時中に広島県内で強制労働させられた中国人元労働者らが西松建設を訴え、07年の最高裁判決で原告の…

補足

9月に「罪責感をめぐって」というエントリを書いた際に次のように記しておいた。 先日読んだ本でも著者は中国戦線に従軍した父親のそうした表現が執筆の契機であったという趣旨のことを述べていた。 そして注として「ところがそれがどの本だったか、思いだせ…

ちと誤解があるような・・・

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Apeman/20091011/p1 hit-and-run クリシェで逃げたんでしょう。論争に巻き込まれたくないから。 2009/10/11 (・・・) morimori_68 歴史 全国紙で研究者はどこまで旗幟を鮮明にすべきかという問題では/世渡りを考…

朝日新聞「昭和史再訪」(追記あり)

朝日新聞の毎土曜日夕刊に掲載されているシリーズ「昭和史再訪」、10月10日分は南京事件を取り上げている。専門家のコメントとしては加藤陽子氏のものが。現役兵中心の部隊が対ソ戦をにらんで温存され予備役、後備役の兵が多く召集されたこと、重い背嚢を担…

岡田外相、「村山談話」について

MSN産経ニュース 2009.10.7 「「東アジア共同体」構想に米を加えず 岡田外相」 岡田克也外相は7日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、鳩山政権が村山談話(平成7年)について「(アジアに)まだ納得できない人が一定範囲でいることは事実だ。そ…

戦史編纂官・伊藤常男

以前にこういうニュースが報じられたことをご記憶の方もおられると思います。 毎日新聞、08年1月13日、「沖縄集団自決:防衛研が「命令なし」の見解 公開資料に」 (http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080113/p1) この時点では「資料」に「見解」を添付するとい…

一人っ子政策と中国軍の将来

月に2回発行の The Asahi Shimbun Globe。その第25号(10月5日号)の特集は「中国、海軍大国への胎動」ということで、現在建造中の空母のはなしがメインなのだが、他方「中国が直面する課題、一人っ子政策のジレンマ」という見出しで次のような一節も。 「中…

河辺機関の元陸軍中将がCIAに情報提供(追記あり)

掲示板で「名無しさん」からご教示いただいたニュース。 47NEWS 2009年10月3日 「吉田茂側近がCIAに情報を提供 早大教授が米公文書発見」 吉田茂元首相の再軍備問題のブレーンだった辰巳栄一元陸軍中将(1895〜1988年)が、米中央情報局(CIA…

皇軍精神健在ナリ

YOMIURI ONLINE 2009年10月2日 「互いに平手打ち→1人重傷→命じた陸曹停職」 陸上自衛隊中部方面混成団(大津市)は2日、陸曹候補生に互いの顔を平手打ちさせるなどした指導役の第4陸曹教育隊の2等陸曹(33)を停職10日、この件の報告を受けたのに適…

日本の記者が聞かないこと

えらい数のブクマを集めている記事だが。 ニューズウィーク日本版 TOKYO EYE 「政権交代でも思考停止の日本メディア」(レジス・アルノー) 9月18日、イランのマフムード・アハマディネジャド大統領が、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)は作り話だと発言し…

「唯一の被爆国」(追記あり)

週末から週明けにかけて、長崎にまつわるニュースがいくつか報じられています。 YOMIURI ONLINE 2009年9月25日 「カンタベリー大主教、長崎爆心地訪れ原爆被害者に祈り」 英国国教会のローワン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教が24日、長崎市の爆心地公…

『これだけ読めば戦は勝てる』

ちなみに上述の「ガダルカナル島 最後の部隊 繰り返された失敗」で辻政信が書いた『これだけ読めば戦は勝てる』が紹介されているのだが、世紀も変わった今日この文書を「日本軍の必勝“マニュアル”、アジア解放の“マニフェスト”」と称して出版するという“自虐…

「ガダルカナル島 最後の部隊 繰り返された失敗」をみて

今朝放送されたNHKの「証言記録 兵士たちの戦争」はガダルカナルに最後に投入された第38師団歩兵第228連隊の生存者が証言。番組中、ガ島視察から帰った服部卓四郎の天皇に対する報告として「軍司令官以下の戦意は旺盛であって、すでに海岸道方面の危機を克服…

「近代デジタルライブラリー」でみる『征西戦記稿』

先日のエントリに呼応して higeta さんが「抜刀隊と史料」というエントリで、政府軍の抜刀隊に関する資料をご紹介下さっている。そのうち、参謀本部陸軍部編纂課編の『征西戦記稿』については「近代デジタルライブラリー」で画像ファイルを閲覧することがで…

罪責感をめぐって

どこから、どのような経緯で転載されているのかがはっきりしないため言及するのは差し控えようと思っていたのだが、映画『南京!南京!』が日本公開されるらしいという情報が伝わってきたこと、また本館で扱っているテーマとも密接に関わる事柄であるので、…

『南京!南京!』日本公開か?

http://www.cinematoday.jp/page/N0019790

「証言記録」シリーズ放映予定

9月26日 (土) 午前8時00分〜 BShi 再放送:10月2日(金)午後4時00分〜4時43分 BShi 証言記録 兵士たちの戦争 「ガダルカナル島 最後の部隊 繰り返された失敗 〜名古屋・歩兵第228連隊〜」 ガダルカナル島。緒戦で広大な領域を支配下に収めた日本軍に対する米…

米軍、ブーゲンビル島の遺棄兵器を処理

MSN産経ニュース 2009.9.22 「米、64年ぶりにブーゲンビル島の兵器処理へ」 【ワシントン=山本秀也】米政府は21日、太平洋戦争の激戦地だった南太平洋のブーゲンビル島で、戦後64年ぶりに遺棄兵器類の処理作業を開始すると発表した。米軍の飛行場があ…

なぁんだ

id:khwarizmi = id:smectic_g ですか。それなら覚えてるよ。ちっとも変わってないね。 http://d.hatena.ne.jp/smectic_g/20080105/1199544131 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080108/p1 後者で指摘したことについても結局返答がなかったけどね。南京事件否…

山本七平関連エントリ、まとめ

前回の「「七平メソッド」とは」に頂戴したブクマが50を越えたのを記念して、過去にあちこちで書いたエントリのうち主なものをリスト化。 ※ロッキード裁判関連 アメリカからみれば・・・ こもりんこと古森義久氏と七平センセに接点があったというのがメインで、…

映画『帰還証言』試写会

9月19日の朝日新聞(大阪本社)夕刊に、シベリア抑留の被害者の証言を記録したドキュメンタリー映画、『帰還証言 ラーゲリから帰ったオールドボーイ』(監督:いしとびたま)の試写会が開かれるとの記事が掲載されています(「シベリア抑留 31人刻む)。 監…

デタラメを言うなよ

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Apeman/20090918/p2 khwarizmi 歴史 100人斬りにこだわる理由がわからん/南京肯定=100人斬り肯定という図式は,否定論を布教しやすい温床にしかならんと思うが 2009/09/17 「南京肯定=100人斬り肯定という図式」…

抜刀隊について

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090917/1253158517 明治10年の西南の役*1に際して、「警視庁抜刀隊」が組織され、多くの旧会津藩士及びその子弟が志願した。 実は西南戦争時の抜刀隊の件についてはいずれきちんと調べておきたいと思っていた。もちろん、…