2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

宇都宮太郎大将日記、発見

忙しいのにこうニュースが続いたのでは身が持たない…。 朝日新聞、2月28日朝刊より。 3.1独立運動の鎮圧を詳述 朝鮮軍司令官の史料発見 (大阪本社第14版の見出しは「3・1運動鎮圧 克明に 宇都宮太郎大将の日記発見 /朝鮮人30人虐殺 隠蔽/「怨嗟は…

業務連絡

賛同署名ブログで(重複等により)削除依頼のあったものを削除いたしました。Phlsさんのご依頼はおそらくメールアドレスの扱いにかかわるものと判断しましたので、勝手ながら新しい方の投稿に古い方のメッセージをコピーしたうえ、古い方を削除いたしました。…

フランス語版

村野瀬玲奈さんからフランス語訳を提供していただきました。 http://homepage.mac.com/biogon_21/www/jnt_statement_frn.html

共同声明英語版検討のお願い

ご指摘いただいた点、自分で気づいた点のいくつかに手を入れてみました。 http://homepage.mac.com/biogon_21/www/jnt_statement_eng.html オンラインの英日翻訳にかけてみましたが、結果は例によってアレなものとはいえそれなりに原形をとどめていたので、…

【速報】服部卓四郎ら、吉田茂暗殺・クーデターを計画!?

時事通信 2007/02/26-16:02 旧軍幹部らが吉田首相暗殺狙う=52年夏、クーデター企て−CIA文書 【ワシントン26日時事】1952年7月、当時の吉田茂首相に不満を募らせた旧日本軍幹部らのグループが一時、クーデターを計画していたことが、25日まで…

朝日新聞、「歴史と向き合う 被害と加害意識の変遷 小熊英二さんに聞く」

今日(27日)の朝刊に掲載。「戦後日本での戦争の歴史の語り方は、1970年前後に大きな変化がありました」との認識を示す。被害経験を強調する語りから「アジアへの加害が強調されるようになった」、と。私はこうした変化が決定的なものになったのは80年代だ…

『ドキュメント ヴェトナム戦争全史』『十七歳の硫黄島』

小倉貞男、『ドキュメント ヴェトナム戦争全史』(岩波現代文庫)は買ってからかなりたつのだがなかなか読む順番が回ってこず、ここ数日の通勤時間を使ってようやく読了。1941年のヴェトミン結成から中越戦争、1978年の「第三次インドシナ戦争」までがカヴァ…

韓国語版、アップロード

ハムニダ薫さんの翻訳になる韓国語版をアップロードしました。今日、27日付けで公表いたします。 http://homepage.mac.com/biogon_21/www/jnt_statement_krn.html 深海魚さんからも中国語版の改訂版を送っていただきました。同じく27日付けで公表ということ…

kaetzchenさんへ

呼びかけ文の転載ありがとうございました。 ちょっと1点気になることがありますのでご連絡をば。コメント欄で申しあげるのがスジなのですがコメント投稿にはgooのIDが必要で、他に使う予定のないIDをむやみに増やすと管理が行き届かなくなるおそれがあって好…

お礼

共同声明文の後にハンドルとURLが記載されているのは私を入れて24名ですが、すでに賛同署名用のエントリには(26日午後午後10時の時点で)16名の方がコメントしてくださっています。週末に時間がとれず英語版の完成が遅れておりましてお詫びせねばなりません…

自コメントについての補足

共同声明についてのGedolさんのエントリにコメントしました。私なりにGedolさんのおっしゃることを要約するなら、声明文中の「南京事件ないし南京大虐殺は否定する余地のない歴史的事実です」という表現(後述するように、あえてこの部分はニュアンスを排し…

「遠い島〜硫黄島・その33年」、30年ぶりの再放送(追記あり)

2月24日の朝日新聞夕刊より。 太平洋戦争末期の激戦、硫黄島の戦いから約33年後の77年11月に放送され、日米双方の元兵士や遺族らの証言を集めた朝日放送(ABC)のドキュメンタリー番組「遠い島〜硫黄島・その33年」が25日の深夜枠で30年ぶりに同局で再放送さ…

ディクシー・チックスのグラミー賞授賞式でのパフォーマンス

あのジョーン・バエズが紹介して登場。 Record of the Yearのプレゼンターはタランティーノとトニー・ベネットというわけの分からん組み合わせ。 ちなみに、 "Not Ready to Make Nice" のPVを観て私が連想したのは、ラース・フォン・トリアーの『ドッグヴィ…

仮アップロード(追記あり)

共同声明の英文版を仮アップロードしました。 英文版の改訂版をアップロードしました。今日明日あたり、発表しようかと思うのですがいかがでしょうか。 http://homepage.mac.com/biogon_21/www/jnt_statement_eng.html 日本語版もアップロードしました。ハン…

『盗聴 二・二六事件』と日本政府の無作為

『盗聴 二・二六事件』(文藝春秋)の著者中田整一は元NHKプロデューサー。1979年放送の「戒厳指令『通信ヲ傍受セヨ』 二・二六事件秘録」、88年放送の「二・二六事件 消された真実―陸軍軍法会議秘録」の制作に関わる。前者はNHK取材班名義で『戒厳指令「通…

声明文英文案

こちらのコメント欄で Chie さんから英文案をご提供いただきました。ごく一部に私が手を入れたもの(また一部に別案を添えたもの)を以下にアップします。ご意見承れれば幸いです。Chieさん、ありがとうございました。 Joint Statement by Japanese netizens…

『特務機関の謀略』

吉川弘文館「歴史文化ライブラリー」の一冊、『特務機関の謀略 諜報とインパール作戦』(山本武利著)のタイトル(というか副題)が目について買ってみた。ビルマ・インド方面で謀略活動を行い、チャンドラ・ボースと日本との連絡・調整役をも務めた「光機関…

CIAの拉致、法廷へ

CIA拉致:伊地裁が公判を決定 世界初の正式裁判に 【ローマ海保真人】イタリアのミラノ地裁は16日、03年2月にミラノで起きた米中央情報局(CIA)工作員によるエジプト人男性拉致事件について6月8日に初公判を開くことを決めた。CIAによる一…

【紹介】「河野談話」を支持する国際署名

「彎曲していく日常」さんの「「河野談話」を支持する国際署名」より。 http://kodonet.blog54.fc2.com/blog-entry-51.html 日本軍「慰安婦」問題行動ネットワーク 「河野談話」を支持する国際署名 個人的には、脇の甘いことを書いて否定派につけ込まれぬよ…

声明文案

映画 Nanking に対するネガティヴ・キャンペーンと南京事件否定論に反対するネットワーカーの共同声明 Ted Leonsis氏、Bill Guttentag氏ほか製作、Bill Guttentag氏、Dan Sturman氏監督による映画 Nanking に関する情報が日本に伝わると同時に、産經新聞など…

ポール・ハギスの新作は米軍のイラクでの虐殺事件が題材

『ミリオンダラー・ベイビー』(脚色)と『クラッシュ』(監督&脚本)でブレイクし、最近ではイーストウッドの『硫黄島』二部作で脚本を担当(『手紙』でのクレジットは"Story")したポール・ハギスの新作(監督&脚本)は In the Valley of Elah (『エラ…

前日の提案への補足

コメント欄、トラックバック、はてぶコメント等でさっそくにご賛同の意思を表明してくださった方々にお礼申し上げます。具体的に詰めておくべき点について整理しておこうと思います。1) 声明文公表の手段 どこか一カ所に声明文を公表するか、それとも趣旨に…

ディクシー・チックス、グラミー賞受賞

ブッシュを批判して、宗教右派に牛耳られているラジオ界から閉め出しを食ったディクシー・チックスがグラミー賞を受賞。 参考:http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20070211

6カ国協議、共同文書採択

「少なくとも初期段階の見返り措置には日本は参加しない」(朝日新聞の報道から)というのは、6カ国協議の枠組みを維持しつつ拉致問題で妥協しないという姿勢を示すためとすれば、ともかく問題解決の糸口がなくなるのを防いだかたちということになるのだろう…

ちょっとした提案

映画 Nanking に対するネガティヴ・キャンペーン(および関連ブログへの荒らし行為)については、最近も当ブログのコメント欄で ni0615 さんからご報告があった通りです。旧軍を免罪したいという動機をもつ人間にしか通用しない議論が海外で影響力を持つとい…

『戦史叢書』にみる(?)「陽高事件」

防衛庁戦史室の編纂になる『戦史叢書 支那事変陸軍作戦』は312ページ以降の「察哈爾作戦 その二」において、陽高事件が起きた37年9月8日夜から翌9日にかけての関東軍(察哈爾兵団)の動きに触れている。 八日、軍司令官は鎮宏堡―聚落堡〔陽高の西方、引用者…

NHKスペシャル、「日中戦争〜なぜ戦争は拡大したのか〜」(再放送)

青狐さんが予告しておられたように、上記番組が再放送。初回放送時のエントリはこちら。 今日は途中から見ていたのだが、第6師団の岡田重美参謀が撮影した嘉興を進軍中の日本軍に混じって、装備を運ばされている中国人民間人が映っているようにみえた。短時…

秦郁彦による旧軍の餓死者推定

1991年の『正論』が初出の記事(『昭和史の謎を追う』、下巻271頁)で秦郁彦は「二〇〇万を越える戦没者の七割前後が広義の飢餓によって倒れたとする試算もあるくらいだが、実数は確かめようもない」と書いていたのに対し、昨年10月のSankei Web【正論】では…

『日本の戦歴』

古本屋での収穫。毎日新聞社刊の『日本の戦歴』。1967年第1刷で私が入手したのは70年の第7刷、定価960円。帯の文句は次の通り(句読点、引用符は当ブログの慣用にあわせて変更)。 敗戦25年目に見直す真実の戦争記録!! 毎日新聞社が、軍部の焼却命令に抗し …

兼任男、東條英機

東条内閣発足時に陸軍大臣と内務大臣を兼任していた東條英機が44年には首相・陸相・軍需相に加えて参謀総長をも兼任していたこと(その他、短期間ではあるが外務大臣、文部大臣、商工大臣にもなっている)はよく知られている。 ある日(七月十日頃?)辻〔政…