2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

封印作品の謎…

っていうならこういうのも扱って欲しいもの。 NHK BS1 4月30日午後11時10分〜 「BSドキュメンタリー「証言でつづる現代史」― 封印された映画 ―」(再) 1973年、インドネシアで制作された映画 Romusya に「反日的」な表現があるとして在イ日本大使館が介入…

Aki氏、「南京の真実 情報交換掲示板」に登場

なかなか微笑ましいコメントをしておられます。 http://www.nankinnoshinjitsu.com/index.html

そりゃあないよ、紀伊國屋さん

午前中に映画を観に出かけて帰りに紀伊國屋によると、近代史コーナーに「南京虐殺論争」とかなんとかいう手書きポップがあるのが目についたのだが、ずらっと否定論本ばかりが並んでいる横にアイリス・チャンの The Rape of Nanking がおかれている。まるきり…

最高裁、日中共同声明を根拠に中国人原告の請求権を否定

asahi.com 2007年04月27日20時36分 戦後補償裁判、4訴訟も請求権否定 最高裁で敗訴 戦時中の日本の行為をめぐって中国人が損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第一、第二、第三各小法廷は27日午後、計4件でいずれも原告側の上告を退け、敗訴させた。…

もいっちょ立ち読み

稲田朋美の新著『百人斬り裁判から南京へ』(文春新書)、まずタイトルがわかったようなわからんような、イメージ的にはなんとなくそれっぽいけどよく考えてみたらどういう具合に百人斬り裁判「から」南京なのか、意味不明ですな。で、要するに「百人斬りは…

またしても陰謀論噴出の予感

asahi.com 2007年04月25日16時49分 カラーの戦後日本、写真集に GHQカメラマン撮影 満面の笑みを浮かべる昭和天皇や皇后、皇居桜田門で星条旗を掲げる連合国軍総司令部(GHQ)兵員……GHQ専属カメラマンのディミトリー・ボリア氏が終戦直後の日本を色…

伝聞から断言へと移行する人

関連:「岡村寧次大将陣中感想録」(厚生省引揚援護局)表紙 まず、この資料は虐殺派学者の某書に於て『岡村寧次大将陣中感想録』として引用されているようですが、偕行文庫所蔵資料の本当のタイトルは『岡村寧次大将回想録』です。 『岡村寧次大将陣中感想…

偕行社まで「自虐」呼ばわりする人!

いやぁこれはさすがに驚きました。「南京の真実 情報交換掲示板」のスレッドNo.54、No.58に登場する「さるお方」というハンドルのさるお方ですが…。 [38]Apeman さん へ なるほど、裏付けもされていない自虐的な日本の公式資料を参考にされたわけですね。 僕…

中山成彬議員はだれをどう「思いやって」慰安婦問題に口を閉ざすのか

4月19日付けエントリのコメント欄で話題になっている、教育再生特別委員会での中山成彬の発言。「ほとんどは日本人」という主張が事実に反するうえに、慰安婦問題を「国家による人権侵害」ではなく「外交問題」としてしか認識していないことを示している(ほ…

潔くないと言えば…

この人も同じ。 ニューズウィークのインタビューに答えて、安倍首相は慰安婦問題についての「責任」を認めた: We feel responsible for having forced these women to go through that hardship and pain as comfort women under the circumstances at the …

アク禁喰らっちまった

Emmanuel Chanel氏の掲示板にアクセスできなくなってたので「もしや?」と思ってネットカフェからアクセスしてみたら、案の定…。 http://megalodon.jp/?url=http://forums.chanel.ath.cx/viewtopic.php%3ft%3d11%26start%3d60&date=20070418184554 しかし「…

『統帥乱れて』

先週、どこかで(って、ブクマかなにかしないと最近すぐ忘れてしまう…)北部仏印進駐について書かれた文章を読んだら、週末に古本市で発見、というシンクロニシティ。 大井篤、『統帥乱れて 北部仏印進駐事件の回想』、毎日新聞社 著者は当時第二遣支艦隊参…

「日本の戦争責任資料センター」の記者会見

4月17日に外国特派員協会でおこなわれた、林博史氏ら「日本の戦争責任資料センター」の記者会見の模様が動画で公開されている(無料)。 ビデオニュース・ドットコム 「市民団体が慰安婦の軍の関与を示す資料を公表」 東京(4月17日)−日本の戦争責任資料セン…

ばっくれる気か?

弁解の余地のない事実誤認を少なくとも4つ含んだいい加減なエントリで人を誹謗しておいて、それを指摘されても放置するつもりか? 新しいエントリ書いてるんだから、時間がないとは言わせないぞ。

懲りないやっちゃなぁ Part II

たいしたはなしではないんだけど、先方がコメント欄閉鎖しているもんで(実際のアップロードは4月24日)。 あと、資料資料といって五月蠅く南京大虐殺はあったというApemanさん、じゃあ同じ話を私のリンク先の佐藤守さんにコメントすればいいじゃないか。 う…

懲りないやっちゃなぁ

軍事評論家=佐藤守のブログ日記 - 映画『南京』補遺 http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20070417/1176775758 なんか日本軍の悪事といわれることに常に既視感があるなと思ったらそういうことか。確かに十字軍にせよ、オスマントルコにせよ、残虐な人たちの残…

追記

上で紹介した佐藤氏のエントリのコメント欄にはこんな発言が。 パックス 『 【ストーリーが違うということ】 中村先生の話は尤もですが… http://www.youtube.com/watch?v=-sTFQtl29eE&mode=related&search=ストーリーの違う話による『南京事件』のスリカエに…

プロパガンダ映画を「証明」に使ってしまう軍事評論家

航空自衛隊出身の軍事評論家、佐藤守氏のブログ、「軍事評論家=佐藤守のブログ日記」に「映画「南京:戦線後方記録映画」」なるエントリがアップされている。 (…) 放映されたのは、昭和13年、東宝映画文化映画部が、南京陥落直後に現地で撮影したドキュ…

池田信夫氏は自分のブログのコメント欄から自分のコメントを削除するか?

管理人より (池田信夫) 2007-04-17 09:37:17 禁止事項に「個人攻撃」というのも加えたほうがよさそうですね。「詭弁士」などという表現はやめてください。今後は同様の言葉を含むコメントは(内容の如何にかかわらず)削除します。 (後略) (http://blog.go…

ドイツにおける「ナチ擁護」への反応

しんぶん赤旗 2007年4月15日 ナチ擁護 独首相が批判 “問題直視さけられない” 【ベルリン=中村美弥子】ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州のエッティンガー州首相(キリスト教民主同盟=CDU)が、第二次世界大戦中のヒトラー・ナチ政権下で海軍法…

証拠を隠滅した側に与するものが信じてもらうための条件

旧軍、および日本政府が敗戦時に大量の文書を組織的に焼却したことは周知の事実。また、日本政府が公文書の公開という点で優等生でないのも周知の事実。したがって、なるほど「証拠がないからなかったとは言えない」とは言えても「証拠はないがそれは焼却さ…

慰安婦問題を論じる池田信夫氏の資格を問う

すでに15日付けのエントリでご報告したように、池田信夫氏はまず(1)「慰安婦問題は東京裁判で裁かれたが、日本軍は無罪だった」と主張し、その後(2)「正確にいうと、慰安婦は東京裁判で検察側の当初あげた55の訴因にも入っていません」と転進した。(1)と(2)…

ワシ。、荒らし認定される

ワシ。がチャンネル桜掲示板で行なった投稿はスレッドごと削除されたが、ホドロフスキさんが魚拓をとってくださってます。

4月9日付けエントリのコメント欄について

例によって、一日あたりのコメント量の限界に達しましたので、これ以上コメントを頂戴しても表示されません。あしからず。 続きがありましたら本館の掲示板にてどうぞ。

姑息だ…

昨晩の午後9時半すぎのコメントで、池田氏は主張を微妙に後退させている。 正確にいうと、慰安婦は東京裁判で検察側の当初あげた55の訴因にも入っていません。しかし証拠採用されたということは、少なくとも検察団は事実を検討した結果、起訴しなかったとい…

起訴されなかった以上犯罪はなかった、という珍論

上の記事に対する反応をいくつか当たってみたわけだが、池田信夫氏は次のように述べている。 朝日の報道 (池田信夫) 2007-04-15 09:58:07 この記事だけではくわしい内容がわからないが、インドネシアについては、スマラン事件と同様の事件が他にもあり、各地…

慰安婦強制示す尋問調書

朝日新聞 4月15日 朝刊 慰安婦強制示す調書、東京裁判に各国検察提出 日本軍慰安婦問題をめぐり、東京裁判に提出された各国検察団の証拠資料の中から、占領支配したアジアの女性が日本軍に強制的に慰安婦にされたことを示す尋問調書などを、林博史・関東学院…

元731部隊隊員、生体実験について証言

昨年の秋には、フィリピン・ミンダナオ島での生体解剖に関する証言があったわけだが、731部隊の元隊員が生体実験についての証言を行なったとのこと。2ch極東板の反応はこんな感じ、でまあ予想通り。 おさかなさんがシンポジウムを取材されたとのことなので…

『戦争犯罪の構造』

この別館でも何度か著作、論文をとりあげてきた田中利幸編の『戦争犯罪の構造―日本軍はなぜ民間人を殺したのか』(大月書店)。目次は次の通り。 序 文 田中利幸 第一章 日清戦争における日本軍の住民への加害 大谷 正 第二章 抗日義兵闘争と膺懲的討伐 愼 …

追補

このエントリへの追記。私はソーカルらの問題提起には十分意味があったと思ってる人間ですが、他方で、気に入らないものに「ポモ」とか「カルスタ」とかレッテル貼って終わりにしちゃう、という別のかたちの知的怠惰がはびこるとするとそれはそれで困ったも…