戦争犯罪

ワシ。、荒らし認定される

ワシ。がチャンネル桜掲示板で行なった投稿はスレッドごと削除されたが、ホドロフスキさんが魚拓をとってくださってます。

起訴されなかった以上犯罪はなかった、という珍論

上の記事に対する反応をいくつか当たってみたわけだが、池田信夫氏は次のように述べている。 朝日の報道 (池田信夫) 2007-04-15 09:58:07 この記事だけではくわしい内容がわからないが、インドネシアについては、スマラン事件と同様の事件が他にもあり、各地…

慰安婦強制示す尋問調書

朝日新聞 4月15日 朝刊 慰安婦強制示す調書、東京裁判に各国検察提出 日本軍慰安婦問題をめぐり、東京裁判に提出された各国検察団の証拠資料の中から、占領支配したアジアの女性が日本軍に強制的に慰安婦にされたことを示す尋問調書などを、林博史・関東学院…

元731部隊隊員、生体実験について証言

昨年の秋には、フィリピン・ミンダナオ島での生体解剖に関する証言があったわけだが、731部隊の元隊員が生体実験についての証言を行なったとのこと。2ch極東板の反応はこんな感じ、でまあ予想通り。 おさかなさんがシンポジウムを取材されたとのことなので…

『戦争犯罪の構造』

この別館でも何度か著作、論文をとりあげてきた田中利幸編の『戦争犯罪の構造―日本軍はなぜ民間人を殺したのか』(大月書店)。目次は次の通り。 序 文 田中利幸 第一章 日清戦争における日本軍の住民への加害 大谷 正 第二章 抗日義兵闘争と膺懲的討伐 愼 …

自分のアジでどんどん熱くなっているひと

ここまでくるともはや滑稽だが、笑ってばかりもいられない。 池田信夫 blog 「片思いの日米関係」 (…) 古森氏には気の毒だが、彼のような「親米保守」がアメリカを崇拝するほどには、アメリカ人は日本を重視していない。彼らにとっては、いまだに日本人は…

日本外国特派員協会での中曽根康弘の記者会見

かつて回顧録『終わりなき海軍』で「慰安所」の設置に関与していたことを明らかにしていた中曽根康弘が、日本外国特派員協会で記者会見をおこない、慰安所制度及び自身の関与について追求された。 http://www.janjan.jp/government/0703/0703232269/1.php (…

「善き日本人」

野原さんの3月24日付のエントリはどれも非常に興味深いので、ぜひみなさまにもご覧いただきたい。 良い日本人もいた。その名は警察署長。より引用。 思うに、なかった派の人たちは、「慰安婦を感情的にもどうしても必要とした兵士たちの悲しい気持ちを一方的…

それにしても…

「ネット保守派論壇」とか一部マスメディアとか一部国会議員(閣僚含む)は「商行為だった」とか「便衣兵の即決処刑は国際法上違法ではなく、それに付随して市民の巻き添えもあったにしてもやむを得ず違法ではない、捕獲兵士の殺害についてさえ、軍事的必要…

戦争犯罪と刑事犯罪

コメント欄で情報提供をいただいた、「黙然日記」さんの「視点を変えてみる。」について。 地下鉄サリン事件12年に絡めて、犯罪被害者の心情を訴えています。たしかにこのA(殺人事件を犯した元少年)の発言はひどい。しかし産経抄そのものはあまり面白くな…

「米軍はなぜ「慰安婦」を無視したのか」

何度か吉田裕からの孫引きというかたちで言及した田中利幸の「米軍はなぜ「慰安婦」を無視したのか [上][下]」(『世界』、1996年10月号、11月号)。著者は『知られざる戦争犯罪 日本軍はオーストラリア人に何をしたか』を書いた現代日本政治史家。 この…

相殺の論理と普遍性の論理

ゆーきさんからコメント欄でご指摘があったので「RAA 慰安婦 GHQ」で検索するとなるほどみつかるのが、従軍慰安婦制度に対するアメリカからの批判に対して占領下日本に存在したRAAをひきあいに出す論法。 依存症の独り言 慰安婦 対日非難は極東軍事裁判と同…

宮台真司、河野談話と南京事件について語る(追記あり)

前々からPodcastの購読リストにはいれていたものの、あんまり聴いてなかった宮台真司のラジオ番組『週刊ミヤダイ』(http://www.tbsradio.jp/miyadai/)。3月2日放送分で従軍慰安婦問題(河野談話)や南京大虐殺について語っていると複数の方からご教示いた…

ある意味正直な本音、なのかも

(現在、このエントリへコメントをいただいてもコメントが表示されなくなっています。こちらをご利用ください。) 現時点ではNHKの報道でしか確認できていないのだが(別ソースを確認次第追記する)、河野談話に関する安倍総理発言への波紋に関して「政府筋…

慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)

再追記あり。再追記部分は太字。その後、オンラインで閲覧できる資料がさらにあることをご教示いただきました。こちらをご覧ください。 コメント欄が制限字数に到達しましたので新規の投稿ができなくなっております。 アジア歴史史料センターで公開されてい…

ETV特集「我が麗しのアンコール」

アジアの神秘・アンコール遺跡の悲劇▽ポル・ポト政権下の虐殺▽友への鎮魂と遺跡復活▽三百の廃仏発見 3月3日午後10時〜、NHK教育にて。

同日発売の『週刊文春』は櫻井よしこの「河野談話」批判

『週刊文春』3月8日号、「米議会「従軍慰安婦」 日本叩きに今こそ反論せよ」(144-5頁) いうまでもなく最大の焦点となっているのは「強制性」の理解。「強制ではなかった」と言いたいがための方便とはあながち言えなくて、「自発性」とか「自律性」、「自由…

宇都宮太郎大将日記、発見

忙しいのにこうニュースが続いたのでは身が持たない…。 朝日新聞、2月28日朝刊より。 3.1独立運動の鎮圧を詳述 朝鮮軍司令官の史料発見 (大阪本社第14版の見出しは「3・1運動鎮圧 克明に 宇都宮太郎大将の日記発見 /朝鮮人30人虐殺 隠蔽/「怨嗟は…

CIAの拉致、法廷へ

CIA拉致:伊地裁が公判を決定 世界初の正式裁判に 【ローマ海保真人】イタリアのミラノ地裁は16日、03年2月にミラノで起きた米中央情報局(CIA)工作員によるエジプト人男性拉致事件について6月8日に初公判を開くことを決めた。CIAによる一…

【紹介】「河野談話」を支持する国際署名

「彎曲していく日常」さんの「「河野談話」を支持する国際署名」より。 http://kodonet.blog54.fc2.com/blog-entry-51.html 日本軍「慰安婦」問題行動ネットワーク 「河野談話」を支持する国際署名 個人的には、脇の甘いことを書いて否定派につけ込まれぬよ…

ポール・ハギスの新作は米軍のイラクでの虐殺事件が題材

『ミリオンダラー・ベイビー』(脚色)と『クラッシュ』(監督&脚本)でブレイクし、最近ではイーストウッドの『硫黄島』二部作で脚本を担当(『手紙』でのクレジットは"Story")したポール・ハギスの新作(監督&脚本)は In the Valley of Elah (『エラ…

ドイツ、「テロとの戦い」に立ち上がる

独検察、CIA職員13人の逮捕状 誤認逮捕、監禁容疑(Sankei Web 2007/02/01 10:35) 【ベルリン=黒沢潤】ドイツ検察当局は31日、レバノン系ドイツ人が米中央情報局(CIA)に誤認逮捕された事件で、監禁容疑でCIA職員13人の逮捕状を取ったこと…

First Into Nagasaki、セカンドインプレッション

『ファースト・イントゥ・ナガサキ』についてのこのエントリの続き。あれこれとマルチスレッド的にやっているもので読み終わるまで待ってたらはじめの方を忘れてしまいそうで…。先日のエントリで「「惨状を目の当たりにして良心の呵責に苛まれるアメリカ人」…

『シベリア出兵』

昨日のエントリでアフガニスタン戦争(ソ連による)と日中戦争、ヴェトナム戦争の類似性について触れたが、失敗した戦争というのはどれもどこかしら似ているというのはある意味で当たり前のことだろう。今回はシベリア出兵について。N・Bさんご推薦の『シベ…

Fisrt Into Nagasaki、ファーストインプレッション

このエントリで紹介したFirst into Nagasaki: The Censored Eyewitness Dispatches on Post-Atomic Japan and Its Prisoners of War がAmazon.co.jpから到着(N・Bさんへ:Lakoffの本も3冊買いました。いずれ本館の方で)。まだ目次に目を通して冒頭部分を読…

日本人が「虐殺」なんてするはずない、だって?

南京事件否定論の中でももっとも愚劣で、目にするたびにヘドが出そうな思いがするのは“そんな残虐行為は日本の文化にはない、そういう殺し方は中国人に特徴的なものだ”というタイプのものである(もちろん、実際にはレイシズム丸出しのもっと下品な表現が使…

『シベリア出征日記』

N・Bさんからの情報提供により、先日古書店で入手した『シベリア出征日記』(風媒社*1)はなかなか資料価値がありそうなことがわかったので、ご紹介する。 『スラブ研究』誌に掲載されたシベリア出兵研究の論文を読むことができる。 http://src-h.slav.hokud…

ETV特集 「戦場からの報告〜レバノン・パレスチナ〜」

NHK教育で午後10時から放送です。 放送、始まりました。レバノンを舞台とするイスラエルとヒズボラの戦いを取材した3人の日本人ジャーナリストが撮影したビデオが素材です(スタジオにも綿井健陽、土井敏邦、古居みずえ、のその3人プラス政治学者の臼杵陽が…

検閲された長崎潜入ルポ、米で刊行

時事通信社 時事ドットコム 2006/12/28-14:50「 原爆の恐怖、生々しく=GHQ封印−米紙記者の長崎潜入ルポ、61年ぶり出版」 【シカゴ28日時事】原爆投下直後の長崎に潜入して執筆したものの、連合国軍総司令部(GHQ)の軍事検閲で61年間封印されて…

シベリア抑留、引き上げ終了から50周年(追記あり)

昨日のニュースになるが。京都新聞電子版より。 シベリア抑留、風化させない 舞鶴で引揚終了50年記念し集会 シベリア抑留者を乗せた最後の引き揚げ船「興安丸」が舞鶴港に入港して50年となる26日、全国から京都府舞鶴市に抑留体験者や遺族らが集まり「シ…